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【2017年2月18日(土) 「おひつじ座」】

宙の学校校長、プラネタリウム・プランナーのかわいじゅんこです。

今日は、たからの庭です。「星座とワインの会」で、おひつじ座とおうし座の会です。
そこで、久しぶりに星座の神話をお話しようかと思います。
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おひつじ座の神話は、ギリシャ神話に登場する黄金の毛をもつヒツジがモデルになっています。
このヒツジは、ヘルメスが大神・ゼウスから預けられていたヒツジで、黄金の毛だけではなく、空を飛び、人の言葉を話すことができると伝えられています。

昔ギリシャにテーベという小さな国がありました。アマタス王と妃とプリクソス王子とヘレ姫で仲良く暮らしていましたが、王は若い新しい妃を迎えることになります。妃だけが白を出ていきました。やがて、アタマス王と新しい妃イノーの間にこどもが誕生するのですが、イノーにはプリクソスとヘレが邪魔になっていきます。
ある時、イノーは農民たちをだまして、畑にまく種を火であぶらせ、芽が出ないようにしてしまいます。もちろん、この年は大凶作となって、人々は飢え苦しみます。
王さまは、これには困ってしまい、大神・ゼウスに神託を伺おうとします。
しかし、ここでもイーノーは神官たちをだまし、「プリクソスを生贄に捧げなければならない」と告げさせます。
これを聞いたアタマスは大変困ってしまいますが、神託でもあり、プリクソスを捧げなければならなくなってしまいます。このことを知ったネペレーは、すべてイノーの計略であることを突き止め、プリクソスとヘレを天空へと隠してしまいます。そして、ヘルメスが預かっていた黄金の毛をもつヒツジにふたりを乗せ、遠くへと逃がします。
ヒツジは大空へと舞い上がり、はるか遠くへと飛んで行きます。
イノーの手からは逃れたふたりですが、しばらく飛んでいるうち、妹のヘレは思わず地上を眺めてしまいます。
ヘレはあまりの高さに目がくらみ、ヒツジの背中から落ちてしまいます。
これに驚き、悲しむプリクソスですが、ヒツジはプリクソスを慰め、更に遠くへ飛び続けます。
やがて、ヒツジはコルキスの国にたどり着きますが、コルキス王・アイアーテスはプリクソスを温かく向かい入れます。その後、プリクソスは王女・カルキオぺーと結ばれ、その地で幸せに暮らしたと伝えられていますが、プリクソスはヒツジが亡くなった後、その黄金の毛皮を国の宝として、一本のかしの木に吊るし、眠ることのない竜にそれを守らせたとも伝えられています。
この黄金の毛をもつヒツジが、おひつじ座として描かれているのですが、コルキスの国にたどり着いたプリクソスは、この牡羊を神への生贄として捧げたとも言われています。
ところで、この毛皮を守っていた竜も、りゅう座のモデルになっています。
そして、この黄金のヒツジの毛皮を得るために、ギリシャ神話の中でも有名な、「アルゴ遠征隊の冒険」がはじまります。遠征隊の隊長はイアソンですが、イアソンはプリクソスの孫にあたる人物と言われ、神話をさらに興味深いものにしています。

また、妹のヘレが落ちてしまったところは、ダルダネルス(ダーダネルス)海峡だと言われていますが、かつてこの海峡は「ヘレの海」、ヘレスポントス海峡と呼ばれていました。
川柳: 天駆ける 羊輝く 黄金に
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by sb-see | 2017-02-18 23:25 | 星空リビング | Comments(0)